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あわきそブログ ~遊びと学びといろんな知識~

どうも、あわきそと申します。社会に出てから、販売系の仕事や教育系の仕事をしてきました。日常生活で感じたことや、自分が持っている知識や情報がお役に立てればと思いブログを作りました。ゆっくりしていってくださいね(・ヮ・)

中学生が敬遠する古典は本当は面白い!

古典は実は面白い!古典嫌いをなくすには、まず面白い内容の作品に触れることが大事!

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毎年中3生の受験勉強の様子を見ていて感じるのが、「古典が嫌い」という生徒がとても多いことです。

たしかに、現代で使わない言葉がたくさん出てきますし、子ども達からしてみれば、「読んでも意味がわかんない」「何の必要があるの?」というのが率直な気持ちだと思います。

そこで今回は、「古典」についてお話しします(・w・)

古典へのイメージ

冒頭にもお話しした通り、古典は

・言葉の意味がわかりにくい

・読んでいても理解できない

・昔の話で興味がない

といった理由から、子ども達からはちょっと嫌われています。

でも、高校入試には私立でも公立でも古典は出題されており、中2までは学校の授業で何となく聞いていたとしても、中3ではしっかり勉強しておかないといけません。

でも、古典に出てくる言葉や単語は聞きなれないものばかりですので、子ども達からしてみれば、「今から覚えるのが大変そう」という気持ちがあります。

たしかに古典で扱われる言葉や単語を全て覚えるのは大変です。

ましてや、英語でも英単語や文法、数学や理科でも公式を覚えないといけないので、覚えられるキャパに対しての不安も生まれます。

ハッキリ言うと、高校受験で古典の単語は全部覚える必要はありません!

高校に入ってからの暗記でいいのです。

それに高校入試の古典はイメージで何となくつかめます。

梅の木の枝にとまっている2羽の鳥

画像出典元:Here Is Free.com

古典が嫌われてしまう理由

『春はあけぼの……』聞いた事があるフレーズですよね?

枕草子さんの「春はあけぼの」です。

その先の文章覚えてますか?

いや、覚えてなくてもいいんです。私も言えません(^^;)

内容的には「春は夜明けが良い。太陽が上がるにつれてだんだんと白く明るくなっていって、紫がかった雲が長く横に伸びている様子が良い」といった内容です。

文学的に言えば「夜から朝へ移り変わる様子が上手く表現されていて、情景を想像しやすく、白と紫のコントラストに趣がある、筆者がそこに惹かれていることが伝わる」とかそんな感じでしょうが、子ども達からしてみれば、『だから?』の域です(・w・)

『つれづれなるままに……』

これは兼好法師さんの『徒然草』ですね。

この内容は、「することなくて、一日中いろんな他愛のない事を思い浮かべて書きとめていると、気分が高ぶってくるよ」といった内容です。

これも、子ども達からしてみれば、『知らんがな』という反応です。

 

要は、今使われていない言葉の意味をやっと紐解いて訳すことができた内容が、子ども達の興味を引けないものばかりになっているんです。

そのせいで、古典は『面白くない』『何か堅苦しい』という反応に繋がってしまっています。

でも、本当は面白いものがたくさんあるんです!

勉強で困っている子ども

画像出典元:いらすとや

本当は面白い内容の作品もある!

子ども達の興味を引くという点では、

・笑い話

・ためになる話

の古典もあります。

『きのうはけふの物語』という作品の中に面白い話があります。

本文は著作権的にここには乗せられませんが、内容は次のようなお話です。

ある人がお寺に長老様のご機嫌伺いとして訪ねてきたら留守だと言われて、「せっかくはるばる来たのに残念だなぁ」と思いながら、その場を立ち去らずに「そういえば竹の子の時期だ」と思って藪を覗いたら、長老が見事な雁の羽を抜いているのを見つけた。

そっと寄っていって、会いに来たことを話しかけたら長老はめちゃ驚いて、

「雁の毛を枕に入れたら痛風の薬になるって聞いたからさ、今こうやって抜いてるんだけど、なかなか上手に出来ないんだよねー。」と言った。

それを聞いたある人は「全然カンタンですよぉ、ちょっと貸してください」と言って、

くるくると毛をむしって、むしった毛をかき集めて、

「こっちの肉の方は長老には要らないっすよね。」と言って、持って帰って美味しく食べた。

 

気づいて欲しいのは、舞台がお寺とその脇のであることです。

「お寺」で「長老様」ということはおそらく住職(=お坊さん)なんでしょう。

お坊さんは肉を食べることは禁じられているので、「藪の中」でこっそりと雁の毛をむしっていたのです。

そこに突然知人が現れたことにひどく驚き、雁を食べるなんて言えないから咄嗟に「痛風の薬にする」というウソをついたわけです。

最後は「痛風の薬に毛が必要なら、こっちの肉は不要ですね」と言って、雁の肉を持って帰るこの知人と、あっけにとられた長老の様子が目に浮かびます。

どうですか?ちょっとした小噺だと思いません?

私は毎年古典を教える際に、こういう話の問題から演習させています。

訳についてもちょっと面白おかしく表現してあげると、子ども達も興味を持ってくれます。

古典は「とっつきにくい」をクリアしてあげること

これはいつも疑問に思うのですが、教科書に載っている古典は、先ほどお伝えした 子ども達の興味を引かない作品が多く、公立・私立入試の問題として出てくる古典は笑い話やためになる話が出題されています。 

通常、入試の過去問は時期があまり早いうちから解いてしまうとその時期に習っていない問題も出るため、あまりおすすめしませんが、古文に関しては、早いうちから問題を解いて「あ、意外に面白い話もある」ということを気づかせてあげると良いです。 

公立高校の問題集は大体過去3年から5年分位しか掲載されていないですが、私立高校の問題集であれば、収録されている学校が5校以上はあると思うので、演習には最適です。

問題レベルも(古典に限って見れば)大きく変わりません。

まずわからない状態でも良いので解いてみましょう。

そして、答え合わせの時点で訳を読んでみてください。

「これってそういう意味なんだ」「自分がイメージしていた情景と違う」などの気づきがあるはずです。

まとめ

高校の入試問題では中学生が習うレベルの古典単語を使用した作品を取り上げています。

いくつかの問題を解いているうちに、同じ単語が出てきたりするので、自然と意味もわかっていきます。

それに、本文の横にいくつかの古典単語(本当に意味がわかりにくいもの)の意味を記載してくれている場合もあります。

入試における古典の配点は国語の総合点の15~20%弱です。

まずは「面白いものもあること」を子どもに知ってもらい、 得点できるようにしていきましょう(・w・)/